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■家づくりでずっと大切にしていること
住まいを魅力的にする7つのポイント

住まい手の幸せを願うこと。
設計は、家族が大切にしていることを、ひとつ一つ、丁寧に形に落込んでいく作業です。
間取りや家具、仕上げや納まり、設備等の打合せを繰り返しながら、ひとつ一つ決めて形にしていくには、そこに意味や理由が必要になります。決めるための「ものさし」のようなものです。この7つのポイントは、自由工房が家づくりをお手伝いする際に、大切にしていること(ものさし)のようなものです。
迷ったら戻る、道標のようなものです。




1.身近で等身大の生活にあった、普段着の“我が家”であること

あたりまえのことですが、そのお宅の暮らしがにじみ出てくる、住まい手の家らしい“我が家”にしていきたいと考えています。
背伸びをしたり、誰かの暮らしをまねたり、展示場から選ぶような家ではなく、あくまでも身近で等身大の生活にあった“我が家”になること。家族が楽しく、気持ちよく暮らせる“我が家”であること。

「これまでの暮らし」や「すでにあるもの」を大切にすることで、心が落ち着く、普段着の“我が家”ができるのではないかと考えています。

2.美しいおおらかな屋根を持ち、“ひとつ屋根の下”の感じがあること 

子どもが描く家は、決まって三角屋根を持つ”ひとつ屋根の下”の家。誰の心にも伝わる家の原型、心の奥の記憶を呼び起こすようなものかもしれませんね。大らかな屋根の下、家族が分け隔てなく暮らす家。けんかをしてもなんとなく気になる、家族の繋がりが感じられる家。どこにいても笑い声が聞こえ、家族の気配がそれとなく伝わる家です。

美しいおおらかな屋根を持ち、大きく枝を広げた樹の下にいるような、守られた安心感がある家がいいなぁと思います。


3.そこにいると、なんだかうれしくなるところ

そこにいるとなんだかうれしくなるところ
ずっとそこに居たくなるようなところ
背中をそっと押してくれるようなところ
家族が穏やかに向き合えるところ
安心して身を委ねることができるところ

家族の体温、家族の気持ち、家族の眼差し、家族の希望に寄り添い、歩調を合わせてくれるような、親しみある場所を提案したいと思います。


4.四季の変化を移し込む家

住まいはいつも” 外”と関わっています。
” 外”と素敵な関係が築けると、暮らしはずっと豊かになります。

身近な自然は、日々の生活をゆったりと心地よくしてくれます。
昔の住まいは、実にうまく自然を取りこんでいました。
日々の暮らしに、自然が関わっていること。
刻々と変わる四季の変化を、移し込む家を提案していきます。
5.時間を経ても変わらぬ“確かさ”に委ねる

一時の思い付きやマーケティング等によって作られたものは、時間の経過に耐えらず、「ちょっともう古いね」のように陳腐化していきます。新しいものより変わらないもの、時間を経た普遍的な“確かさ”を、家づくりの拠り所にしていきたい。これから何十年も暮らしていく場所なので、変わらぬ“確かさ”を大切に設計に反映させていきたいと考えています。

使われ続けたもの、改良を重ねたつくり方、気候や風土から導かれたシンプルな形や工夫などを、素直に家づくりに活かしていきます。


6.確かな品質と適正な価格

住まいは雨風にさらされ、日々の暮らしに関わっています。時間に対する耐久性が求められ、住まいは弱い所から劣化していきます。確かな品質を確保したメンテナンスまで考慮した価格。音や触覚、温熱環境といった見えないものまで踏まえた適正な価格が求められます。

耐震や断熱性能等は、共通の「ものさし(指標)」で判断し、数字を競うのではなく、数字に裏付けされた“確かさ”を確保していきます。建物だけではなく、家具や庭、ランニングコストを踏まえた設計を心掛けています。

7.愛着を持って住み継がれる家であること 

ずっと長く暮らす場所だからこそ、カタログや展示場から選んで買うのではなく、じっくり考える家づくりをすすめてほしいと思っています。

家族みんなの暮らしをまとめ、構造や設備、家具、インテリア、外構、植栽、まちなみ、周辺環境を、一貫した考え方で、一緒につくっていきましょう。
買うのではなく、一緒につくる。そうすることによって、愛着をもって暮らしを楽しむ家にしていけると信じています。